1. 牧之原でおきた「突風」ってなに?
最近のニュースで、静岡県の牧之原市というところで**大きな突風(とっぷう)**が起きました。屋根のかわらが飛んだり、窓ガラスが割れたり、たくさんの家がこわれるなど大きな被害が出ました。けがをした人もいたそうです。
この「突風」は、**竜巻(たつまき)**が原因だったと考えられています。竜巻はまるで「空から降りてくるほそ長い大きなコマ」のように、ぐるぐる回りながら地面をおそう自然の力です。
2. 竜巻ってどうやってできるの?
竜巻は、とても強い上昇気流(じょうしょうきりゅう)と、風の流れのちがいによって生まれます。わかりやすく言うと…
1. あたたかくしめった空気(地面の近く)
2. つめたくてかわいた空気(上の空)
この二つがぶつかると、空気がグーンと上にのぼっていきます。
さらに、地上と上空で風の向きや速さがちがうと、空気が「ぐるぐる」回り始めます。
そのぐるぐるが強い積乱雲(せきらんうん)の中で立ち上がり、やがて地面に届くと 竜巻 になります。
3. 竜巻が起きるとどうなるの?
竜巻が通ったところは、せまいけれどとても強い被害が出ます。
家の屋根がとばされる
車がひっくり返る
木がまとめて倒れる
風の速さは時速200km以上になることもあり、これは新幹線より速いスピードです!

4. 竜巻から身をまもるには?
竜巻はこわいけれど、いくつかの行動で身をまもることができます。
黒い大きな雲を見たら注意する
突然の雷や強い雨がきたら安全な建物に入る
窓やガラスからはなれる
外にいたら、できるだけ低い場所にしゃがむ
まとめ
牧之原での突風ニュースからわかるように、竜巻は日本でもおこります。
「あたたかい空気」と「つめたい空気」がぶつかると、ぐるぐる回る空気が生まれて竜巻になる ― これが自然のしくみです。
みんなも空を見て、「今日は大丈夫かな?」と少し気にしてみると、自然のすごさやこわさを学べるはずです。


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